2022/02/17 11:00
蓮(hoa sen)・・・
ベトナムの国花。
蓮の花はシンプルさ、優雅さ、純粋さの象徴であり、ベトナム人の個性、ライフスタイル、魂を具現化しているとされています。昔から多くの民謡や詩にも登場しています。
汚く濁っている泥の中から茎をのばし、花にその泥がつくこともなく、高貴な香りをまとう様子から、泥=【つらいこと、汚いこと、悲しみ、煩悩など】を乗り越えて大きくてきれいな花を咲かす=【(泥にも汚染されずに)清らかである、純粋な香りを保ち続ける、美しい、努力、成功】というイメージを持っています。
ベトナムの人々は蓮の花の育ち方と重ね合わせ、望ましい結果を達成するために十分な忍耐力があればすべて叶えられるということを信じ、ネガティブだった自分自身の考え方をより良いものへと変え、周りの人にも蓮の花の話をすることで勇気づけ励ましました。
風水においては、蓮の花の色によって意味も異なってきます。
白・・純粋 平和 悟り
青・・知恵 知識
赤・・愛 情熱
紫・・忠実さ 忠誠心
ピンク・・力 名声
黄・・富 成功 平和
また仏像などの台座にも蓮の花が使われていたりするなど仏教のシンボルとなっています。
菊(hoa cúc)・・・
ベトナムでは特に黄色い菊の花は幸運をもたらす花として様々な元旦やお祝い事に飾られたり贈られたりします。
鮮やかな黄色は幸運や家族の繁栄と活気を呼び寄せてくれます。長寿の象徴、両親の健康と平和を願う親孝行の象徴として知られています。
ベトナムの昔話にお母さんの病が治らなくて悲しんでいた貧しい息子の前に老人となって仏陀が現れ、森へ菊の花を探しに行かせるというお話があります。仏陀が言った菊の花はその花びらの数だけ、お母さんがこの世で生きられるといううものでしたが、皮肉なことに見つけた花びらは5枚しかありませんでした。お母さんはあと5年しか生きられないと悲しんだ息子は、その花びらを数が数えられなくなるまで引き裂きました。そのおかげかお母さんの病気は治り、息子と長生きすることができたのです。このお話から菊の花には健康や長寿を願う意味や親孝行の意味が伝えられてきました。
風水での意味
人生 幸福 喜び ・・・新年に飾られています。
忠誠心 愛着・・・結婚記念日などに菊の花が贈られることがあります。
菊の花の特徴として、切り花にしても長持ちする、花びらが散りにくいことからもこれらの意味と重ね合わせて親しまれています。
日本でもおなじみの2つの花でしたが
ベトナムの人々の生活や考え方に深く根付いたお花たちであることがわかりました。
絵柄に込められた意味などを意識してみると、バッチャン焼きを違った角度から見ることができて楽しいです。
贈り物など選ぶ際、蓮や菊の花の意味を込めて選んでみたらいかがでしょうか。
他の絵柄についてもブログでご紹介出来たらと思います。
made me chum
蓮の花の風水上の意味参考元(ベトナムのサイト) https://battrang24h.com/y-nghia-hoa-sen-trong-phong-thuy-va-cac-tuoi-hop-nhat.html
蓮の花の意味参考元(ベトナムのサイト)https://gomsubaokhanh.vn/y-nghia-hinh-anh-hoa-sen-tren-bat-huong-gom-su-nguoi-viet.html
蓮の花の意味参考元(ベトナムのサイト)https://gomduyen.vn/blogs/news/y-nghia-hoa-tiet-hoa-sen-do-gom-su-bat-trang